統計学

統計検定2級のCBT方式試験の特徴と受験の流れを紹介

先日、統計検定2級のCBT方式を受験したのでCBT方式の特徴や受験の流れについて記載します。

統計検定2級の紹介と勉強法についてはこちらの記事をご覧ください。

この記事では、統計検定2級取得を目指す人向けにCBT方式試験を紹介します。

はじめに

統計検定2級の受験方式は2つ

統計検定2級(3級)では、受験方式が2つありどちらかを選んで受験することができます。

  1. 紙媒体で受験する方式
  2. 全国の会場でパソコンを使って受験する方式(CBT(Computer Based Testing)方式)

1の方式は一般的な資格試験の受験方式と同じで、紙媒体で受験する方式です。

一方、2の方式は全国にある会場にてパソコンを使って受験する方式です。SPI試験を受けたことがある方はイメージしやすいと思います。

それぞれの受験案内リンクを貼っておきます。

紙媒体で受験する方式とCBT方式の特徴

それぞれの方式の特徴を簡単にまとめておきます。

1.紙媒体で受験する方式の特徴

  • 試験開催頻度は年に2回決められた日程で試験が行われる。例年通りだと6月と11月に開催。
  • 会場はCBT方式と比べてと少ない(札幌、東京23区内、名古屋、大阪地域、福岡地域 +α)
  • 試験結果後日郵送される。
  • 試験内容は受験者全員同じ。
  • 過去問が流通している。(書籍として売られている)
  • 受験料は5000円(税込み 8%)

2.CBT方式の特徴

  • 試験開催頻度が多い。会場によるが多いところだと毎週実施している。(不合格になっても1か月以上ブランクをあければ再受験可能)
  • 会場は全国に多く点在しており足を運ぶのが樂。
  • 試験結果は受験当日に(試験終了後すぐに)試験結果レポートがもらえる。
  • 試験内容は受験者ごとに異なる。(ランダムに出題される。)
  • 過去問が流通していない
  • 受験料は7000円(学生は5000円) (税込み 8%)

以上がおおまかな特徴です。個人的にはCBT試験の方がメリットが多いように感じます。

気になる資格の扱いですが、紙媒体で受験する方式,CBT方式とも取得した資格は同じ扱いとなります。

CBT方式で取得した資格は従来の紙媒体方式での試験と同じですか?

同じです。従来の紙媒体方式での検定と同じ資格を得ることができます。ただし、合格証には、「CBT方式試験での合格」であることが記載されます。

参考:http://www.toukei-kentei.jp/cbt/faqcbt/#qa6775

CBT方式の受験会場・日時の確認と申込方法

まずは受験案内のサイトにアクセスします。

画面右にある「試験会場を探す」→統計検定の欄「都道府県から探す」より試験会場の一覧を確認することができます。

cbt_site1

試験会場を選択すると、その会場のHPリンクが載っています。

HPリンク先に試験日程と受験申込方法が記載されています。

参考

私が受験した会場では試験1週間前であればHPから受験申込が可能でした。

(1週間以内であっても問い合わせすれば受験申込可能。)

会場の受験申込が完了したら別途、OdysseyCBTのサイトからオデッセイ・コミュニケーションズのアカウント登録が必要とります。

ここで登録したOdyssey IDとパスワードを試験当日にパソコンに入力することで試験を受けることができます。

CBT方式の受験料支払い方法

会場によって支払い方法は異なるようです。

一般的には、受験日前に口座振込または会場へ直接持参しての支払いとなるようです。

受験当日の持ち物

  • 電卓

使用できる電卓は、四則演算(+-×÷)や百分率(%)、平方根(√)の計算ができる一般電卓です。関数電卓などは禁止されています。

ちなみに私が使用した電卓はこちらになります。シンプルながら操作しやすく安価なのでこの試験のために購入しました。

注意ポイント

電卓は貸出は行っていません。忘れてしまうと電卓なしで受験することになります。

近くのコンビニで購入できればいいですが、必ず持参するようにしましょう。

基本的に持ち物は電卓だけでOKです。その他に一応筆記用具は持っていっておきましょう。

会場で支給される物

試験前に会場にて計算用紙(2枚)とメモ用のペンが配布されます。こちらは試験終了時に回収されます。

なお、腕時計は持ち込み不可で、試験時に外すように指示がありました。

受験中時間が気になると思いますが、残り時間はパソコンの隅に表示されていますのでご安心ください。

計算用紙はラミネート加工されたA4サイズのもので表面のみ記入可能でした。

2枚支給されますが、記入がいっぱいになったときは新しい計算用紙と交換することができます。

計算用紙を交換する場合は、見直し時に途中式が一切見れなくなるリスクがあるので注意してください。

私が受験したときは2枚になんとか収まりました。

また、支給されるペンは細い水性ペンでした。細いといってもシャーペンに比べると十分太いので自ずと文字数が制限されます。

受験の流れ

会場には余裕を見て試験開始時間の10分前には着くようにしましょう。

(試験の説明とパソコンの受験画面の操作で5~10分ほど時間がかかります。)

試験官の指示に従ってパソコンを操作して受験画面を進みます。

途中でOdyssey IDとパスワードを入力の指示がありますので、控えておくか覚えておきましょう。

ちなみに、試験開始時間はパソコンを操作して開始ボタンを押したタイミングからなので、終了時間は各人ですこし前後します。

試験が終了すると、アンケート記入画面に進みます。

(成績優秀者になった場合にどこまで公開していいか、とかそんな感じでした。)

その後、試験官から結果レポートをもらって試験終了となります。

試験のパソコン画面

試験中のパソコン画面は1問ごとに問題文と選択肢が表示されており、だいたいこんな感じでした。

cbt_pc_gamen

結果レポート

実際の結果レポートがこちらになります。

この結果レポートはOdysseyCBTのサイトからPDFでいつでも確認できます。

また、受験後2週間くらいで合格証が郵送されます。

cbt_result_report

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